実銃射撃場での安全について

海外のシューティングレンジで実銃を安全に取り扱うためには、以下の一般的な手順と原則に従うことが非常に重要です。これによって、あなた自身と他の人々の安全を確保できます。

 

レンジのルールと規定の理解

利用するシューティングレンジのルールや規定を事前に理解し、それに従うことが重要です。これには銃器の取り扱いに関する特定のルールも含まれます。

訓練と指導を受ける

初心者の場合、シューティングの訓練と指導を受けることをお勧めします。射撃のプロフェッショナルから基本的な安全な取り扱い方法を学びましょう。

銃器の確認

レンジに持ち込む銃器を確認し、正常な状態であることを確認してください。安全装置が動作していることを確認し、銃の弾薬装填状態を確認しましょう。

銃器の取り扱い

銃器を常に安全な方向に向けて保持し、銃口は常に射撃対象や他の人々から離してください。銃を手に持って移動するときも、安全な方向を向けて歩行します。

弾薬管理

弾薬は、銃器から離れた場所に保管し、使用中には不要な弾薬を銃に挿入しないでください。安全な射撃範囲でのみ弾薬を装填します。

レンジのルールに従う

シューティングレンジのルールに厳密に従いましょう。射撃ラインや待機エリアなど、特定のエリアに入らないようにし、射撃のタイミングを尊重します。

保護具の使用

必要な場合、安全眼鏡や聴覚保護具を着用してください。射撃の際には銃声や飛散する物が発生する可能性があるため、保護具は重要です。

レンジマスターやスタッフへの尋ねごと

不明点や疑問点がある場合、レンジマスターやスタッフに質問し、指示に従うことが大切です。

また、尋ねごとをする、または指示に従うためには、必要最低限度の英会話能力が必要となります。ある程度の銃器及び射撃の専門用語の英語は必須となります。

アルコールや薬物の使用禁止

射撃レンジでの銃器の取り扱いは、アルコールや薬物の影響下で行ってはいけません。

周囲の人々に注意

他の射手やレンジの利用者の安全を考慮し、銃を取り扱う際には周囲に気を配りましょう。

安全は頭で覚えるだけでなく身体でも覚える

海外でのシューティングレンジにて日本人利用者に特に重要なことは、いくら上記の方法を頭で理解していても、実際の銃の感触や実射の反動、炸裂音や火薬の燃焼ガスの強烈な匂い、実銃射撃場特有の緊張した雰囲気など、国内では全く経験をしたことのない圧倒的な外部感覚刺激により、覚えているはずの手順のうっかり失念や、人によってはパニックを起こしてしまう場合もあると言うことです。

このような手順のうっかり失念や、パニックを防ぐためには、安全な銃の取り扱いを、頭ではなく体に覚えさせる事が重要です。
考えて作業を行うと言うよりも、考えずに自然に作業が行える慣習化が必要です。
安全作業の慣習化には、前もっての日々のトレーニングが効果的です。

正しい取り扱い方法を学び、正しい練習方法を実践する。

これらの原則と手順を遵守することによって、海外のシューティングレンジで実銃を安全に取り扱うことができます。
安全は常に最優先事項であるため、特に初心者は慎重に行動することが大切です。

 

 

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